愛犬と育むコミュニティ(地縁はもちろん大切だけど、趣味嗜好が輪となって広がり育むコミュニティ)

コミュニティの変容

20186月に通常国会で「働き方改革関連法」(正式には「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」)が成立し、20194月から順次施行されています。

通称「働き方改革」という言葉は定着した感がありますが、、これは「生き方改革」「住まい方改革」を含めたトータルな視点で捉えていくべきだと考えます。

また、コロナ感染拡大時にリモート会議やワケーションというネット環境を利用した働き方を受け入れる企業も増えたこともあり、

「生き方改革」「住まい方改革」「働き方改革」はまさに三位一体の概念であります。

高度成長時は一億総中流化という目標を実現し、都心の職場に長時間かけて通い、郊外に家族4人が住む一軒家をもち、週末はどう労力の再生産としての休日を過ごすというシーンが一般化してきました。

そして経済的に豊かになった人々の価値観やライフスタイルは多様化し、一億総中流化が実現した生き方に満足できなくなってきているようです。

そこで、三位一体の改革に建築家として取り組むための第一歩として、「住まい方改革」から着手していこうと考えました。

多様化したライフスタイルを通じて、自宅や別荘でのテレワーク、自宅で過ごす時間の増大にともな住居内レクリエーションやこだわりといった”個(プライベート)”としての充実

合わせて、共通する地縁・趣味・嗜好によるコミュニティによる人との交流・交歓が実現できる”共(コモン)”の充実が鍵になると思います。


※写真引用:2011 GOOG DISIGN AWARD
分譲集合住宅の産学共同研究(分譲マンションにおけるコミュニティ形成とコモンスペースのデザイン) [マンションコミュニティのためのデザイン手法100]

コミュニティは情報化が未成熟だった時代には、地縁・血縁によるものが主流でしたが、核家族化、都市部への人口集中が定着した現在では、地縁によるものが希薄となり、一部のタワーマンションでは住民のストレス軽減のために挨拶の禁止というルールをさだまたところもあり、コミュニティの前提となる人間関係の構築方法が変容してきているようです。
とはいえ、災害時等に共に助け合う居住エリアによる地縁コミュニティはとても大切であることに気づかされました。

情報のネット化が定着した現在においては、地縁によるコミュニティを育みことはもちろんですが、
より豊かな生活を楽しむには、共通の価値観、趣味・嗜好によるコミュニティは気軽にの関係を構築しやすく、しかも、拡散スピードも早いので、ぜひ参加して、育んでいくことがオススメです。

 

 

我が家での取り組み

我が家では、身近なところから愛犬がきっかけで知り合った沢山の人達とのコミュニケーションを楽しんでいます。

週末出かけるドッグランでは、様々な人々や犬種と出会います。また、近所の散歩の際にも同様です。

愛犬がきっかけとなり広がる犬友の輪、さらにこれから飼いたいという人々との出会いも少しずつですが広がってきました。

中でも、日本テリアという希少種の飼い主さんとの出会いはとても嬉しく、遠方のドッグランへ出かけたり、一緒に食事会を楽しんだり、泊りがけの旅行に行ったりと、仕事関係や地縁では育むことのできないコミュニティが形成されています。

愛犬:かむいはとても人懐っこく、初めて会う人や、犬にも物怖じすることなく交流を持とうとするほど社交的な犬です。

それがきっかけとなり、たくさんの人や犬との交流が盛んになりました。

 

 

愛犬と育むコミュニティ

愛犬家の皆さんにとって、愛犬と育むコミュニティはとても大切なものですね。今回は、そのコミュニティについてお話しし、どのように育むことができるかについてご紹介します。

 

愛犬と育むコミュニティとは?

愛犬と育むコミュニティとは、愛犬家たちが集まり、情報交換や交流をする場所のことを指します。このコミュニティには、様々な形があります。例えば、愛犬家同士が交流するオンラインコミュニティや、ドッグランなどの公共の場で、愛犬と一緒に集まるグループなどです。

このようなコミュニティに参加することで、愛犬の健康やしつけ、飼い方などについて、他の愛犬家からアドバイスをもらうことができます。また、同じ趣味を持つ仲間と出会えることで、愛犬との生活をより楽しむことができます。

 

愛犬と育むコミュニティを育てるには?

愛犬と育むコミュニティを育てるためには、以下のような方法があります。

 

  1. オンラインコミュニティに参加する

愛犬家同士が交流するオンラインコミュニティは、様々な種類があります。例えば、FacebookグループやTwitter上のハッシュタグ、Instagramの投稿などです。これらのコミュニティに参加することで、他の愛犬家と情報交換をすることができます。

 

  1. ドッグランなどの公共の場で交流する

愛犬を連れて行ける公共の場所には、ドッグランやドッグカフェなどがあります。これらの場所で愛犬家たちが集まり、交流することができます。


ドッグランではいろんな犬種と交流ができます。


ドッグカフェではマナーを学びます。

 

 

  1. ドッグトレーニングクラスに参加する

愛犬のしつけを学ぶためのドッグトレーニングクラスに参加することで、他の愛犬家と出会うことができます。同じ目的を持った仲間と交流することができ、コミュニティを育てることができます。

パピー教室(アジリティ)


パピー教室での他の犬との交流

  1. イベントに参加する

愛犬イベントに参加することで、他の愛犬家と交流することができます。例えば、ドッグショー、ドッグフェスティバル、チャリティイベントなどがあります。このようなイベントでは、愛犬家同士が交流する機会が豊富にあります。


愛犬家たちのクリスマスイベント

日本テリアの交流会(九十九里浜)

ペットと行けるバスツアー

 

  1. 地域の愛犬家と交流する

地域の愛犬家と交流することで、コミュニティを育てることができます。例えば、愛犬と一緒に散歩をするときに、近所の愛犬家と出会った場合、声をかけて交流することができます。また、地域のドッグランやドッグカフェにも、地元の愛犬家が集まっている場合があります。

 

 

 

まとめ

愛犬と育むコミュニティは、愛犬家にとってとても大切なものです。オンラインコミュニティに参加するだけでなく、公共の場やイベントに参加することで、他の愛犬家と交流することができます。地域の愛犬家と交流することで、より身近なコミュニティを育てることもできます。

同犬種のコミュニティは共通の悩み、飼育方法、餌やおやつ等の情報交換には最高です。

また、その中にトレーナーさん、獣医さん、トリマーさんなどがいらっしゃるとお得な情報もいっぱいいただけます。

他犬種とのコミュニティは、犬の社会性を学ばせる上でとても大切です。
散歩時やドッグランでは多様な犬種と出会うことができますので、こちらの輪を広げることも欠かせません。

愛犬との生活をより楽しむために、ぜひ愛犬と育むコミュニティに参加してみてください!

著者情報

前田 敦 / atsushi-maeda

前田 敦 / atsushi-maeda

犬と猫と快適に暮らせる社会の実現を目指して、ペット共生住宅に特化した設計活動を行っている建築家
設計作品の中でも特に注目すべきは、ペットがストレスなく自由に走り回れることを重視して設計した「スロープの家」シリーズです。これまでの住宅設計にはない新しい発想から生まれたもので、独創的なコンセプトと緻密な設計が注目を浴び、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞といったさまざまなメディアで紹介されています。

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