愛犬かむいと共に故郷:山口への帰省旅行【新幹線初挑戦】

私の日常にひとつの影が落ちていた、それはコロナウイルスの感染拡大。

それが原因で、故郷:山口へ帰ることがずっと叶わない日々が続いていました。

しかし、母の92歳の誕生日に合わせて久しぶりに帰省することに決めました。
この帰省旅行は特別なものとなる予感がありました。なぜなら、我が家の愛犬”かむい”と初めて新幹線で旅をする計画を立てたからです。

早割を利用して新幹線のチケットを手配しましたが、心の中は不安で一杯でした。
新幹線での4時間半、かむいがストレスなく過ごせるでしょうか?
新幹線内で静かにしていてくれるだろうか?
実家での生活に馴染むことができるだろうか?
カーペットや畳が多い実家で、トイレの失敗はないか?と心配してしまいました。

しかし、やれることはやって、あとは流れに任せるしかありません。
そう決意して、行動に移しました。

帰省の準備として、ペットトイレ、ペットソファー、ペットフードなどかむいに必要なアイテムを事前に宅急便で実家に送りました。
これにより当日の手荷物を最小限に抑えることができました。

 

 

新幹線でかむいを連れて行くには、「普通手回り品切符」を購入し、クレートに取り付ける必要があります。

これには290円必要で、現金のみの取り扱いでした。
電子決済ばかりの時代に、なんだか昔ながらのシステムにちょっとほっこり。

※JR東海 手回り品

 

手続きを済ませて いざホームへ

 

 

座席は最も足元が広く、出入りが容易な進行方向最前列を選びました。

もし、かむいがうるさくした際にすぐにデッキに移動できるというメリットもあります。

時々、テーブルの上にクレートをのせて、かむいと遊んだ離して過ごしました。

 

品川駅を出発してしばらくの間、かむいは「ピーピー」と鳴いていましたが、新幹線の走行音や車内の雑音がかき消してしまったので特に気になることはありませんでした。
しかし、停車駅に到着すると乗降客の動きが気になるらしく、「ワンワン」と吠えてしまうこともありました。
車掌さんや警備会社の巡回、車内販売の売り子さんが通路を通ると反応してしまいました。

その都度、おやつで気をそらす作戦で対応しました。

新山口駅で下車し、レンタカーで実家まで移動
そして、予約した夕日の綺麗な海辺のレストランで母の誕生日を一緒に楽しむことができました。

犬同伴可のレストランではなかったので、かむいには見知らぬ土地での留守番です。
かなりストレスだったようで、帰宅すると少し怒っていました(^◇^;)

「ごめんっ かむい」

 

2日滞在して、東京へとんぼ返り

新山口駅で「普通手回り品切符」を現金で購入

JR西日本では「普通手回り品切符」がJR東海とは異なっていて、レシートのような紙をセロテープでクレートに貼り付けるものでした。

セロテープがすぐに剥がれるので、JR東海の「普通手回り品切符」の方がコンパクトで使いやすいですね。

 

 

新山口駅を出るときには、ハローキティー号が見送ってくれました。

 

 

愛犬との新幹線旅行は、かむいと私たち自身にとっても新たな挑戦でした。
それは少々困難も伴いましたが、同時に我が家にとって価値ある経験となりました。
これからも家族で楽しい思い出を作っていきたいと思います。

 

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著者情報

前田 敦 / atsushi-maeda

前田 敦 / atsushi-maeda

犬と猫と快適に暮らせる社会の実現を目指して、ペット共生住宅に特化した設計活動を行っている建築家
設計作品の中でも特に注目すべきは、ペットがストレスなく自由に走り回れることを重視して設計した「スロープの家」シリーズです。これまでの住宅設計にはない新しい発想から生まれたもので、独創的なコンセプトと緻密な設計が注目を浴び、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞といったさまざまなメディアで紹介されています。

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