家づくりの基礎知識(自然素材を活用した家)

はじめに

工業製品化した近代の家づくりですが、自然素材への需要の高まりから、家づくりにも必ずと言っていいほど自然素材を取り入れる事が多いです。

自然素材の魅力や自然素材住宅のメリットとデメリットについて、専門的な視点からわかりやすく解説していきます。

環境に優しく、健康にも良いとされる自然素材の住宅。ぜひこの機会にその魅力を知り、自分に合った家づくりの参考にしてみてください。

天空からの光を楽しむ家

 

自然素材の魅力

自然素材は、環境に優しいだけでなく、人間の心身にも良い影響を与えるとされています。以下に、自然素材の魅力をいくつかご紹介します。

  1. 環境に優しい 自然素材は再生可能で、環境負荷が低いため、地球に優しい選択となります。また、自然素材は化学物質をほとんど含まず、廃棄時にも環境に悪影響を与えません。
  2. 快適な室内環境 自然素材は、調湿性や断熱性に優れており、室内の湿度や温度を適度に保つことができます。これにより、快適な室内環境を維持することが可能です。
  3. 健康面のメリット 化学物質をほとんど含まない自然素材は、アレルギーや喘息の原因となる物質が少ないため、住んでいる人の健康を守ります。また、自然素材が持つ抗菌・抗ウイルス性能により、室内の空気を清潔に保つことができます。
  4. 癒しの空間 自然素材を使用した住宅は、木や土などの素材が持つ独特の風合いや香りがあり、心身のリラックス効果が期待できます。また、自然素材は吸音性が高いため、静かな生活空間を実現できます。

 

自然素材住宅のメリットとデメリット

メリット

  1. 環境に優しい
  2. 快適な室内環境を維持
  3. 健康面でのメリット
  4. 癒しの空間が実現できる
  5. 個性的なデザインや風合いが楽しめる

 

デメリット

コスト面

自然素材は一般的な建材に比べて高価な場合があり、建築費用が高くなることがあります。ただし、長期的に考えると、快適な室内環境や健康面でのメリットがあるため、経済的な負担は相殺されることもあります。

 

メンテナンス

自然素材は耐久性や防水性に劣る場合があるため、定期的なメンテナンスが必要になることがあります。しかし、適切な手入れを行うことで、長く快適に暮らすことができます。

 

専門的な知識と技術

自然素材を用いた家づくりには、一般的な建築に比べて専門的な知識や技術が求められることがあります。そのため、自然素材に精通した建築家や職人を見つけることが重要です。

 

以上のメリットとデメリットを踏まえ、自分にとって自然素材住宅が適しているかどうか検討してみてください。

自然素材を用いた家づくりは、環境に優しく、心身の健康をサポートする素晴らしい選択ですが、それだけでなく、個性的なデザインや風合いを楽しむことができるのも魅力の一つです。

適切な計画とメンテナンスを行えば、長期的に快適な暮らしを実現することができます。

 

 

 

自然素材の種類と特徴

自然素材は多種多様で、それぞれ異なる特徴や用途があります。

以下では、主な自然素材の種類と特徴を初心者にもわかりやすく解説していきます。

 

木材

木材は、自然素材の中でも最も一般的に使用される素材です。

木材には、無垢材と地域産材の2種類があります。

 

無垢材

無垢材は、木の幹をそのまま加工して作られた天然の木材です。無垢材の特徴は、美しい木目や質感があり、経年変化によって風合いが増すことです。また、調湿性や吸音性に優れ、快適な室内環境をつくり出します。

 

地域産材

地域産材は、その地域で育った木材のことで、地元の気候や風土に適応しているため、耐久性が高いとされています。地域産材を使用することで、地域の林業や伝統技術の継承にも貢献できます。

木漏れ日屋根の家08

防火地域規制もあることから、都市部では不燃化した木材を使用しなければなりませんので、コストも割高になります。
また、工業製品に比べるとメンテナンスコストも高くなるので、その辺りも視野に入れながら利用することになります。
上の写真は不燃化した木材を外壁に張った事例ですが、メンテナンスをしっかり行っておくと10年以上が経過した現在も綺麗な表情を見せています。

 

 

石材等

石材は、建物の基礎や外壁、床材などに用いられます。主に御影石や瓦が使用されます。

 

御影石

御影石は、主に日本で産出される硬質の石材で、高級感があり、耐久性や耐火性に優れています。外壁や庭石として用いられることが多いです。

 

大理石

大理石は、高級感があり美しい自然石で、内装や外装に利用されます。大理石の特徴は、独特の模様や光沢感があり、高級感を演出できることです。また、耐久性や耐火性に優れており、床材やカウンタートップ、階段などに使用されることが多いです。ただし、大理石は他の石材に比べて傷がつきやすいため、メンテナンスに注意が必要です。

 

砂岩

砂岩は、砂の粒が固まってできた自然石で、内装や外装に使われます。砂岩の特徴は、風化によって独特の風合いが生まれることです。また、砂岩は比較的軽量で加工が容易であり、建築材料として扱いやすいという利点があります。砂岩は、壁材や床材、外構などに使用されることが多いです。

↑赤い部分は砂岩を貼っています。金属パネルと組み合わせてもとても良い雰囲気に仕上がります。

 

煉瓦

煉瓦(れんが)は、粘土を焼成して作られた建築材料で、外壁や内壁、床材に用いられます。煉瓦の特徴は、耐久性や耐火性に優れていることで、長期間の使用が可能です。また、煉瓦は独特の質感や色合いがあり、レトロな雰囲気を演出できるため、デザイン性の高い空間が作れます。煉瓦は、外壁や床材、アクセントウォールなどに使用されることが多いです。

 

瓦は、主に屋根材として用いられる素材で、陶磁器製のものが一般的です。瓦は耐火性に優れ、独特の美しさがあります。また、瓦の重量によって建物が安定し、防音性も向上します。

 

 

 

土壌

土壌は、家づくりにおいて壁材や床材として利用されます。粘土や砂が主に使われます。

 

粘土

粘土は、壁材として用いられることが多く、調湿性や断熱性に優れています。また、粘土壁は呼吸するため、室内の空気を清潔に保つ効果があります。粘土壁は、自然な質感と風合いがあり、空間を暖かみのある雰囲気にします。

 

 砂

砂は、建築材料として主にコンクリートやモルタルの原料として使用されます。砂は、石材と比較して軽量でありながら、耐久性や耐火性に優れています。

↑事例:シラスという火山灰の砂を使用した塗り壁

 

藁(わら)

藁は、伝統的な日本家屋で用いられてきた自然素材で、屋根や壁材として利用されます。藁は、断熱性や調湿性に優れ、湿気を逃がすため、カビやダニの繁殖を抑える効果があります。また、藁はリサイクル可能であり、環境に優しい素材です。

 

羊毛

羊毛は、断熱材や吸音材として利用されることが多い自然素材です。羊毛は、空気を含むことで優れた断熱性能を発揮し、室内の温度を適切に保ちます。また、羊毛は吸湿性が高く、室内の湿度を調節する効果があります。さらに、羊毛は難燃性があり、火災に対する安全性が向上します。

 

以上が、主な自然素材の種類と特徴です。

それぞれの素材には独自の魅力や特性があり、家づくりの際にどのような素材を選ぶかは、自分の好みや予算、環境への配慮などを考慮して決めることが大切です。

自然素材を活用した家づくりは、環境に優しく、心身の健康をサポートするだけでなく、個性的なデザインや風合いを楽しむことができます。

ぜひ、自然素材を使った理想の家づくりを実現してみてください。

 

 

 

自然素材を活かした家づくりのポイント

自然素材を使用した家づくりは、環境に優しく、健康で快適な住まいを実現することができます。

 

木造住宅の基本構造

自然素材を活かした家づくりでは、木造住宅が一般的です。

木造住宅の基本構造は、柱や梁などの木材を組み合わせて骨組みを作り、それに屋根や壁、床を取り付けることで完成します。

木造住宅は、自然素材の特性を活かしやすく、木材の温もりや呼吸する壁など、快適な住環境を実現できます。

 

自然素材の選び方

自然素材を選ぶ際には、以下のポイントを考慮してください。

  1. 素材の性能:耐久性、調湿性、断熱性など、素材の性能を理解し、自分の要求に合ったものを選びましょう。
  2. 環境負荷:素材の生産過程やリサイクル性を考慮し、環境負荷の低い素材を選びましょう。
  3. 予算:自然素材には価格差があります。予算に合わせて素材を選びましょう。
  4. デザイン:素材の質感や色合いなど、デザイン性を考慮して選びましょう。

 

断熱・気密性能の向上

自然素材を用いた家づくりでは、断熱・気密性能の向上が重要です。

断熱性能の高い素材を選び、外気と室内の温度差を最小限に抑えることで、冬は暖かく、夏は涼しい住環境を実現できます。

また、気密性能を高めることで、外からの冷たい風や暑い風の侵入を防ぎ、室内の快適性を保ちます。適切な断熱材の選択や、窓やドアの隙間を埋める工夫を行いましょう。

 

通気性・調湿性の確保

自然素材を活かした家づくりでは、通気性と調湿性も重要なポイントです。

通気性を確保することで、室内の空気を新鮮に保ち、カビやダニの繁殖を抑えることができます。

また、調湿性のある素材を使用することで、室内の湿度を適切に保つことができ、快適な住環境を維持できます。

通気性を確保するためには、窓やドアの配置や開口部の大きさを適切に設計し、家全体の換気計画を立てましょう。

また、調湿性のある素材を選ぶことで、自然に湿度を調整してくれる空間を作り出すことができます。

例えば、壁に粘土や藁を使用することで、自然な調湿効果が得られます。

 

以上が、自然素材を活かした家づくりのポイントです。

木造住宅の基本構造を理解し、適切な自然素材を選び、断熱・気密性能の向上と通気性・調湿性の確保に努めることで、健康で快適な住まいを実現できます。

自然素材を用いた家づくりは、環境に優しく、心身の健康をサポートするだけでなく、個性的なデザインや風合いを楽しむことができます。

ぜひ、自然素材を使った理想の家づくりに挑戦してみてください。

 

 

 

自然素材を用いた建築方法

自然素材を用いた建築方法には、伝統的なものから現代的なものまでさまざまな方法があります。

 

伝統的な建築方法

木組み

木組みは、柱や梁を組み合わせて建物の骨組みを作る伝統的な建築方法です。この方法では、無垢材や地域産材を使用し、組み木や丸太を組み合わせて構造体を作ります。木組みは、自然素材の温もりを感じられるだけでなく、地震に対する柔軟性や耐久性があります。

 

土壁

土壁は、粘土や砂、わらなどの自然素材を混ぜ合わせて作られた壁です。この方法では、土を塗り重ねて壁を作ることで、調湿性や断熱性に優れた空間を作り出します。また、土壁は、化学物質を含まず、自然に分解されるため、環境負荷が低いとされています。

 

現代的な建築方法

木質パネル

木質パネルは、木材を繊維状に加工し、接着剤で固めた建築材料です。

この方法では、無垢材の持つ温もりや通気性を活かしつつ、加工が容易でコストも抑えられることが特徴です。

木質パネルは、壁や床、天井などの構造材として使用されます。

 

土ブロック

土ブロックは、土壌を固めて作られたブロックで、現代的な建築方法の一つです。

この方法では、土ブロックを積み上げて壁を作ることで、断熱性や調湿性に優れた空間を実現できます。

また、土ブロックは、環境負荷が低く、リサイクル性も高いとされています。

 

以上が、自然素材を用いた建築方法の代表例です。

伝統的な方法と現代的な方法を組み合わせることで、自然素材の魅力を最大限に引き出しながら、現代の住宅ニーズに適した快適な住環境を実現できます。

建築方法の選択は、自分のライフスタイルや予算、デザインの好みなどによって変わりますので、自然素材を活かす方法を研究し、自分に合った建築方法を見つけましょう。

自然素材を用いた建築方法は、環境に優しく、健康で快適な住まいを提供するだけでなく、多様なデザインや風合いを楽しむことができます。

伝統的な木組みや土壁から、現代的な木質パネルや土壌ブロックまで、幅広い選択肢がありますので、自分の理想に近い家づくりを目指してください。

 

 

 

自然素材を活用したインテリアと仕上げ

自然素材を活用することで、健康で快適なインテリアと仕上げが実現できます。

写真左側:シリカライム塗り壁  写真右側:珪藻土塗り壁

 

壁面仕上げ

粘土壁

粘土壁は、粘土を主成分とした壁で、調湿性や通気性に優れています。また、化学物質を含まず、自然に分解されるため、環境負荷が低いとされています。粘土壁は、素材の持つ温かみや風合いを楽しむことができるため、自然素材を活用したインテリアにぴったりです。

 

藁塗り壁

藁塗り壁は、藁を混ぜた土で作られた壁で、伝統的な日本の家屋でよく使われています。藁塗り壁は、断熱性や調湿性に優れ、自然な風合いが特徴です。また、藁は再生可能な素材であるため、環境にも優しいとされています。

珪藻土塗り壁

今ではポピュラーな塗り壁素材で、調湿効果のある素材で、間接照明の雰囲気を良い感じです。

シリカライム塗り壁

調湿効果、消臭効果の高い素材で、固まると石のように硬くなるので、猫の爪でも傷がつきにくい建材です。

 

 

 

床材

無垢フローリング

無垢フローリングは、木のままの状態で使用される床材で、自然な風合いと温もりが特徴です。無垢フローリングは、通気性が良く、足触りも良いため、長時間過ごすリビングや寝室に適しています。

 

石床

石床は、石を使用した床材で、耐久性や耐火性に優れています。また、石床は、涼しい感触があり、夏場の暑い日には快適に過ごすことができます。石床は、玄関やキッチン、バスルームなど、水回りが多い場所に適しています。

 

 

 

天井材

木製天井

木製天井は、木材を使用した天井で、空間に温かみを与えることができます。木製天井は、木の種類や仕上げによって、さまざまなデザインや風合いが楽しめます。また、木製天井は、調湿性や通気性に優れており、自然素材を活用した快適なインテリアに適しています。

 

藁天井

藁天井は、藁を使用した天井材で、伝統的な日本の家屋に見られることが多いです。藁天井は、調湿性や断熱性に優れ、自然な風合いが特徴です。また、藁は再生可能な素材であるため、環境にも優しいとされています。今では法規制が厳しくなったこともあり、一般的ではありませんが、魅力的な建材です。

 

以上が、自然素材を活用したインテリアと仕上げの代表例です。

自然素材を活用することで、健康で快適な住環境を実現するだけでなく、独特の風合いや温もりを楽しむことができます。

壁面仕上げや床材、天井材の選択は、自分のライフスタイルや好みに合わせて、慎重に選びましょう。

自然素材を用いた家づくりは、環境に優しく、心地よい空間を作り出すことができるため、ぜひ検討してみてください。

 

 

 

自然素材住宅のメンテナンスと寿命

自然素材住宅は、健康で快適な住環境を提供するだけでなく、環境にも優しいとされています。

しかし、自然素材住宅のメンテナンスや寿命については、十分に理解しておく必要があります。

 

定期的な点検とメンテナンス

自然素材住宅は、定期的な点検とメンテナンスが必要です。特に、木材や土壁などの素材は、湿度や温度の変化によって劣化が進むことがあります。定期的に素材の状態をチェックし、必要に応じて補修や保護処理を行うことで、住宅の寿命を延ばすことができます。

 

自然素材の耐久性と寿命

自然素材は、一般的に化学的な素材に比べて耐久性が低いとされています。しかし、適切なメンテナンスを行うことで、十分な寿命が期待できます。また、自然素材の寿命は、素材の種類や品質、施工方法によっても異なりますので、専門家に相談しながら選ぶことが重要です。

 

修繕・リフォーム時の注意点

自然素材住宅の修繕やリフォームを行う際には、素材の特性や施工方法に注意が必要です。例えば、土壁の場合、適切な混合比や乾燥方法を守らなければ、割れや剥がれが起こることがあります。また、木材の場合、適切な保護処理が施されていないと、腐朽やシロアリ被害が進行する可能性があります。修繕やリフォームを行う際には、自然素材に精通した専門家に依頼することが望ましいです。

 

以上が、自然素材住宅のメンテナンスと寿命に関する解説です。

定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、自然素材住宅の寿命を延ばし、快適な住環境を長く維持することができます。

また、修繕やリフォームを行う際には、自然素材の特性を理解した上で適切な施工方法を選ぶことが重要です。

自然素材住宅を長く大切に使うために、適切なメンテナンスや専門家のアドバイスを活用してください。

 

 

 

自然素材住宅を建てる際の注意点とコスト

自然素材住宅は環境に優しく、健康的な住環境を提供することが魅力ですが、建築にあたってはいくつかの注意点やコストが発生します。

ここで自然素材住宅を建てる際の注意点とコストについて説明します。

 

地盤調査と基礎工事

自然素材住宅を建てる際には、まず適切な地盤調査が必要です。

地盤が弱い場合や地盤沈下が懸念される場合は、適切な基礎工事が必要になります。

また、自然素材住宅は一般的な住宅に比べて重量が軽い場合がありますが、基礎工事は適切に行うことが重要です。

地盤調査や基礎工事には費用がかかりますが、住宅の安全性や耐久性を確保するために必要な投資です。

 

建築許可と法規制

自然素材住宅の建築には、建築許可が必要です。

また、建築基準法や都市計画法、防火法などの法規制にも従う必要があります。

自然素材住宅には独自の構造や設計が多いため、法規制を満たすための対策が必要になることがあります。

建築許可や法規制に関する費用も予算に含める必要があります。

 

資金計画とコスト

自然素材住宅の建築費用は、使用する素材や施工方法、設計によって大きく異なります。

また、自然素材は一般的な建材に比べて高価な場合があります。

資金計画を立てる際には、建築費用だけでなく、地盤調査や基礎工事、建築許可などにかかる費用も考慮しましょう。

また、自然素材住宅のメンテナンスや修繕にも費用がかかることがありますので、長期的なコストを把握しておくことが大切です。

 

以上が、自然素材住宅を建てる際の注意点とコストに関する解説です。

自然素材住宅を建てる際には、地盤調査や基礎工事、法規制に対応するための費用を十分に考慮した資金計画を立てることが重要です。

また、長期的なコストやメンテナンス費用も把握しておくことで、安心して快適な自然素材住宅を楽しむことができます。

計画段階から適切な専門家に相談し、自然素材の特性やコストについて理解を深めることが、理想的な自然素材住宅を実現するための鍵となります。

”自然素材の家”は、優しい響きで憧れを抱きやすいですが、自然のものって人にとって都合の良いものではないことが多いです。

その性能を活かした施工や維持をするためには優秀な職人さんが必要ですし、住まい手もかなりの覚悟が必要です。

しかし、全てを自然素材で作るというのではなく、一部に取り入れたり、現代的な工事に適した自然素材も活用しながら、自分にあった自然素材の家づくりが楽しみましょう。

 

 

 

 

著者情報

前田 敦 / atsushi-maeda

前田 敦 / atsushi-maeda

犬と猫と快適に暮らせる社会の実現を目指して、ペット共生住宅に特化した設計活動を行っている建築家
設計作品の中でも特に注目すべきは、ペットがストレスなく自由に走り回れることを重視して設計した「スロープの家」シリーズです。これまでの住宅設計にはない新しい発想から生まれたもので、独創的なコンセプトと緻密な設計が注目を浴び、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞といったさまざまなメディアで紹介されています。

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前田 敦の専門性について

執筆・監修・報道・取材