注文住宅の設計に必要なこと-1

建築家に設計を依頼するのだけど何を準備しておけばいいのだろう?

ほとんどの人が初めての経験なので分からなくて当然です。

家は土地がなければ建築できませんから、まず土地に関する情報です。

住所(住居表示、地名地番)がわかれば、建築家の方でその土地に関わる法律的なことやインフラのことは調べられます。
最初のラフプランの場合には敷地測量図がない場合もありますので、地積測量図(登記)や既存建物の確認申請書等があれば用意していてください。

設計に必要な測量データは単なる平面的な寸法だけではなく、
道路の幅員、敷地の高低(隣接部共)、擁壁、既存樹木、マンホールや電信柱の位置・・・そして方位です。

それらを調査したものが「現況測量図」といい、この情報に基づいて設計を行います。

特に都市部では高度規制や日影規制が関わってきますので、真北測定が求められます。
一般的には太陽測定によるもの、国土地理院の座標によるもの、航空地図によるものなどがありますが、審査機関によっては指定してくるところもありますので、事前に確認をしておいた方がよろしいでしょう。

面積算定の求積図には、三斜法によるものや、座標によるものがあります。

三斜法による求積図の例
座標による求積図の例

 

 

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著者情報

前田 敦 / atsushi-maeda

前田 敦 / atsushi-maeda

犬と猫と快適に暮らせる社会の実現を目指して、ペット共生住宅に特化した設計活動を行っている建築家
設計作品の中でも特に注目すべきは、ペットがストレスなく自由に走り回れることを重視して設計した「スロープの家」シリーズです。これまでの住宅設計にはない新しい発想から生まれたもので、独創的なコンセプトと緻密な設計が注目を浴び、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞といったさまざまなメディアで紹介されています。

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前田 敦の専門性について

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