注文住宅の設計に必要なこと-3

土地と資金の計画がまとまると
いよいよ建築の核心に触れていく過程に入ります。
もちろんこれらの行為は同時に進めることが可能です。

私の場合、最初にヒアリングで尋ねることは
土地を買われた場合には、なぜその土地を買ったのか?という理由です。

交通の便が良い、眺望が素晴らしい、子供の学校が近い・・・
いろんな理由があります。

そんな理由の中に、そこで建築する際に大切な何かが含まれています。

あるいは、家を建てたりリフォームする際に拘ることは何ですか?とも尋ねます。
そこには大切な想いが含まれています。

つまり、何のためにそこで暮らすのか? どんな暮らしを希望したいのか?
朧げなイメージが感じ取れたら、そのヒアリングは大成功です。

目的とビジョンが定まってくると、
そのライフシーンを包み込んだり、背景になったりする空間が見え隠れし始めます。

そこには建築家として大切にしている観念があるように思います。

私個人の所見なのですが、
ハウスメーカーや建売業者が手がける住宅と建築家の手がける住宅の一番大きな違いは
この観念を大切にしているかどうかなのだと思っています。

既成に支配される前者 と 独自のビジョンを自由に表現した後者
例えるならば、
既製服とオーダーメイドの服の違いと言っても良いでしょう。
選択は建築主さまの自由なのです!

一般的には、一生に一度の高価な投資
ライフスタイルにあったオーダーメイドの家づくりを選択しませんか?

 

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