テレワークが生んだ家族の交流時間を大切にした家
コロナ禍で知ったことでは、業種によってはテレワークによる在宅勤務が可能になったということです。
満員電車での通勤時間はなくなり、自宅での生活スタイルが家族との交流に重点が置かれるようになってきました。
家に滞在する時間が長くなると、交流のための時間、個人として過ごす時間がとても大切になってきます。
家族との交流という点においては「食」が注目され、ホットプレート、たこ焼機、チーズフォンデュセット、バーベキューセットが例年に比べ販売数が激増してきているようです。
そうなってくると、食事のためのスペースに変化が余儀なくされ、
テーブルも大きなものが求められ、屋外での食事スペースも必要になってきます。
個人の時間は個室で過ごすことも可能ですが、リビング、ダイニング、和室、インナーテラスと言った空間がそれそれ連続しながらも独立性が保てるように配置しました。
なんとなく家族の気配を感じながらも、パーソナルな空間で自分だけの時間を過ごせることが大切なのではないかと考えます。
そのために、可動間仕切りや家具で曖昧に空間を連続しながら区切るという手法を採用しています。